インプラント治療の流れ

1.診査・診断（治療計画）

インプラント治療をご希望される方には、最初、診査・診断を行います。失った歯の本数や位置、インプラント体を埋入する顎の骨の厚さや硬さなど、インプラント治療が適切であるかの診断を行います。口腔内の診察、レントゲン撮影、CTスキャンなどの撮影も行います。

2.埋入手術

顎の骨にチタン製のインプラント体を埋入する手術を行います。局所麻酔で行う日帰り手術です。個人差はありますが、手術は平均すると数十分で完了します。

3.抜歯、治癒期間

インプラント埋入手術後、約1〜2週間ほどで抜糸を行います。この時、手術部位の状態を観察し、その後は約3〜6ヶ月の治癒期間（安静期間）をおきます。この期間中に、インプラントと骨が結合するのを待ちます。3〜6ヶ月としてあるのは個人差があるためです。治癒期間は、仮歯でお食事がとれるようにすることもできますのでご安心ください。
3週間〜1ヶ月に1回の割合で手術部位の検診が必要になります。

4.二次手術

3の治癒期間後、骨とインプラントが結合した頃に歯ぐきを開き人工の歯をとりつけるためのアバットメントを装着します。アバットメントとは、最終的にセラミックでできた義歯とインプラント体をつなげる役割をします。アバットメントをとりつけ、歯ぐきが治るまで1〜6週間おきます。

5.人工の歯を装着

歯ぐきが治ったら型をとり人工の歯を作成します。その後、インプラント体に取り付けます。この際、形や色などは患者様の個々の状態にあった歯を被せます。

6.メンテナンス・定期検診

インプラント手術後は定期的なメンテナンスが必要です。少なくとも半年に1回は定期検診にお越しいただき、異常がないかの確認をします。同時に、歯のクリーニング等も行います。
インプラント治療後、メンテナンスを行わず放置したままにしておくと、インプラント歯周炎などのトラブルが起こるリスクが高まります。インプラント歯周炎がひどくなると、折角いれたインプラントを除去しなければならなくなりますのでご注意ください。

インプラントと上手につきあうためにも、定期的なメンテナンスをお守りください。